恥の厚塗り

美女と野獣、好きかと言われると別にだけど、面白さは格別だなあと思う。
野獣が「ケモノにしか見えないのにベルに好きになってもらうなんて無理…」と、なよなよするところがとても好感度高い。
自分がベルにどう見られて、どう敬遠されるか、強制的にではあるけど自覚的になって自己を軌道修正する野獣、めちゃくちゃ良い男では…？
本好きムーブでベルからのギャップ萌えを獲得するのもとても良い。
帰結するところは、〈外見に惑わされない真実の愛〉なんだけど、そこに至るまでには結局「外見」というハードルを乗り越えるために真心を尽くさなければただのケモノ(そして死ぬ)っていうめちゃくちゃ厳しめストーリーなのが面白いなーって思った。
ヒトとヒトの関係でも、自分は誰かにとって理解不能な存在でしかないかも、と頭の片隅にあるだけで少しでも理解してもらえるように変われるんじゃないかな。知らんけど。

ちなみに好きなD映画はリトル・マーメイドです。